眠気・だるさ・疲れやすさなどの症状は鉄分不足が原因の可能性あり!
1.眠気・だるさ・疲れやすさと鉄分不足!
鉄分不足になると貧血になるのは皆さんもご存知ですよね。そして、貧血になると目まいや立ちくらみといった症状が起こることも知っていると思います。ですが、眠気・だるさ・疲れやすさも鉄分不足の症状なんですよ。
夜ちゃんと寝ているのに眠気が続いたり、身体のだるさや疲れやすさを感じる原因がなぜ鉄分不足なのか少し説明しますね。
鉄分は赤血球の中にあるヘモグロビンの原料となります。そしてヘモグロビンは身体の隅々にまで酸素を運びます。なので鉄分不足になるとヘモグロビンの量が減少するので、酸素が身体の隅々まで行き渡らなくなります。その結果「酸欠状態」に陥り、眠気・だるさ・疲れやすさなどの症状を引き起こしてしまいます。
そして身体の酸欠状態は睡眠不足の状態によって起こる場合もあります。身体を十分に休める為には深い眠りにつき、血液を通してたくさんの酸素を脳に送らないといけません。ですが鉄分不足になると十分な量の酸素を脳に送ることが出来なくなるので、睡眠の質が悪くなってしまいます。寝る時間が早くても深い眠りにつけず、しっかりと睡眠をとることが出来ないと睡眠不足の状態が慢性化してしまいます。
なので朝起きても眠気が取れなかったり身体のだるさや疲れやすさを感じます。その他には新陳代謝も悪くするので、肌荒れなどの肌トラブルにも繋がります。
鉄分不足の影響はそれだけでは止まらず、鉄分不足が重症化すると「不眠」にまで繋がる場合があります。酸素は生命を維持する為に必要ですが、鉄分不足により脳の酸欠状態が続いてしまうと生命の維持にとっては大ダメージとなります。
脳が酸欠状態に慣れてしまうと、必要量の酸素を欲しがるのではなく入手できる量の酸素で生命を保持しようとします。なので酸素が大量に必要となる深い休息や活発な動きを避け、酸素をあまり使わなくて済む方法を選びます。
そして不眠に繋がるもう1つの要因として挙げられるのが自律神経のバランスが乱れることです。鉄分は神経伝達物質(脳内ホルモン)の生成にも関わっているので、鉄分不足になると必要な量の神経伝達物質を作る事が出来なくなり、自律神経のバランスが乱れます。
自律神経のバランスが乱れると不眠以外にもうつ病やパニック障害そして糖尿病や不整脈など心身共に影響を及ぼします。
なので、たかが鉄分不足と言って鉄分不足を甘く見ている方は要注意ですよ。鉄分不足は貧血以外にも心と身体に様々な影響を及ぼします。眠気・だるさ・疲れやすさは、何かと理由をつけて気にしない方が本当に多いです。ですがその症状は鉄分が不足しているという体からのSOSなので放置せずに気に留めて下さい!
鉄分不足の症状には眠気・だるさ・疲れやすさなど日ごろ感じる不調が多くあります。なので不調を感じたら直ぐに鉄分不足を解消する為の対策を行ってください。鉄分不足が解消されると眠気・だるさ・疲れやすさなどの日々感じる不調の悩みから開放されるだけでなく、身体の健康面にも大きく影響してきますよ。
2.眠気・だるさ・疲れやすさの解消方法とは?
最近、こんな症状で悩んでいませんか?
- 十分な睡眠時間をとっているのに眠気が取れない
- 体のだるさが取れず、やる気が起きない
- 疲れやすさを感じる
そんな普段感じる不調は鉄分不足が原因の1つにあります。鉄分不足が原因なら解消方法は鉄分補給だけで良いのでは?なんて思いますよね。ですが、鉄分補給以外にも是非やってもらいたい解消方法があるので紹介しますね。
2-1.食事
鉄分補給用のサプリメントを飲む前に、まずは食事から鉄分を摂取するように心がけましょう。
鉄分にはレバーや牛の赤身・青魚・貝類に多く含まれるヘム鉄と野菜・大豆・卵に多く含まれる非ヘム鉄の2種類あります。体内への吸収率を比べるとヘム鉄の方が吸収率が高いので、食事から鉄分を摂取するならヘム鉄を多く含む食品を食べる方が効率は良いです。
ですが、ヘム鉄を多く含む食品ばかり食べていると栄養バランスが乱れます。栄養バランスが乱れると健康面にも影響してくるので、非ヘム鉄を多く含む植物性食品も食べましょう。そして、鉄分の吸収率を高める為にレモンなどに含まれるビタミンCを一緒に摂取して下さい。ビタミンCを摂取するかしないかでは鉄分の摂取率が大きく変わりますよ。
2-1-1.食事前後の注意点
コーヒー・紅茶・緑茶を食事前後に飲まれてる方って意外に多いんですよね。私もよく食後にコーヒーを飲んだりしてましたが、これらにはタンニンが多く含まれているんです。このタンニンを鉄分と一緒に摂取すると鉄分の吸収を妨げてしまいます。コーヒーによる実験結果では鉄分の吸収率が39%も低下したと出ています。
なので食事前後や食事中は水・麦茶・ほうじ茶などのタンニンを含まない飲み物を選びましょう。
2-2.睡眠
ついつい夜更かししてしまう事って結構ありますよね。ですが、眠気・だるさ・疲れやすさの解消には十分な休息も必要です。なので睡眠時間はきちんと確保しましょう。直ぐに早寝の生活に切り替えるのは難しいと思うので、毎日少しずつ睡眠時間を早めていきましょう。
2-2-1.睡眠前の注意点
やってしまいがちな寝る前スマホです。スマホだけでなくパソコンやテレビもですが、寝る前にスマホを使うと安眠が妨げられると解明されています。なので、質の良い睡眠の為にも寝る前のスマホは避けるようにしましょう。
2-3.適度な運動
無理の無い範囲で大丈夫です。毎日続けられる運動を行いましょう。ウオーキングする時間が取れない場合には、通勤前や帰宅中・買い物中などに一駅分歩いたり、階段を使うのも良い方法ですね。
そして鉄分不足からくる眠気・だるさ・疲れやすさの症状が出た時には不規則な生活を避ける事も良いとされています。不規則な生活を避けることは簡単ではないですよね。ですが、意識して少しずつでも規則正しい生活に切り替えていきましょう。
眠気・だるさ・疲れやすさの解消方法は直ぐにでも始められる方法ばかりなので、気になる方は直ぐにでも始めて下さい。何事も早めの対応が肝心ですよ!早めに解消して日々の悩みから解消されましょう。
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